倒錯する視界、機微に敏にして過剰な感覚の発露
研ぎ澄まされた六感は本質の淵で混ざり合う
曼荼羅の如く灯る燈籠の生命達
潰えては放射線状に拡散する存在
その現象の呼び名は「死」
其れに帰帆する安堵は愈々絶対的な治癒と変貌する
玲瓏な雷火 明瞭、鳴る凱歌
目に見える物が虚構に書き換えられた俯瞰の中で
己が己でなくなる自律の喪失
遠ざかる自我の霧散

廻る 回る 回る 廻る
周る拡がる周る散らばる周る
酷く薄弱とした意識が惨く脆弱な知識を嘲笑う
きっと全ては罪を背負わされるだろう
認識する脳下垂体の推敲
仮の姿を解き放ち、無は世界の芯を描きだす
抉り取る様に垣間見た真実が乖離する
絶対無に平伏する形而上の世界
愉悦は美徳となりて涅槃と寂滅へと昇華する
白い闇、黒い光、超現実主義は物質としての存在を拡散し世界を彩る
無意識の意識への接続、それは境地への解釈に呼応する
神と言う存在への肯定
神と言う存在への到達
そして神と言う存在への否定
全ては強く緩く堅く脆く結び付きながら
螺旋状に虚しく其れを形成してゆく