「終幕の芥」


乱れた月、無情 渦巻く
業が織り成す後悔の塊
生への渇望、逃げ惑いながら
「何故」と「助けて」は燃え落ちる
阿鼻叫喚は蔓延る奇病
信用は失われて冒涜を生む
生命の価値は死で際立ち
末期彩る 瓶一杯の灰

「報われた事など、一度もなかった。
何時でも正しい道を選んだ筈なのに」
「積み重ねては崩され、積み重ねては崩された
もうこれ以上は何も何も何も……」

 

煮え滾る川に溺れ熔け
母は求め子は泣き、閉じられた扉
空を飛ぶ殺意、轢かれた命乞い
怖さを嘆き、無慈悲に呻く
凡ては夢、無への浪漫
終わりは始まりを不意に呼ぶ
乱れた月 覆した、もう一度
再生は繰り返す 新しい幕、それは